概要
拡張機能「快適な編集支援機能」のバージョン1.0.2では、複数のレビューファイルをひとつにまとめる「レビューファイルのマージ機能」を搭載しました。指摘の追加・更新を一度に実施することが可能です。
更新された指摘のステータスやプロパティは一覧で確認することができます。
また、[以前のバージョン]でも指摘のコピー&ペースト機能によって指摘の追加が可能でしたが、「レビューファイルのマージ機能」ではアウトラインツリーも対象となります。異なる成果物のレビューを簡単に統合できます。
ここでは、レビューファイルのマージ機能の使用方法や動作を紹介します。
目次
インストール
- [ツール]メニュー -[拡張機能の管理]をクリックし、[拡張機能の管理]ダイアログを起動します。
- [デンソークリエイト公式]より[快適な編集支援機能]を選択します。
※検索ボックスに”編集支援"などと入力するとすぐに見つけることができます。
※バージョン 1.0.2を選択します。 - [インストール]ボタンをクリックします。
- Lightning Reviewを再起動します。
レビューファイルのマージ
- マージ先のレビューファイルを開きます。
- [ファイル]メニューの[レビューファイルのマージ...]を実行します。
- [マージするレビューファイルの選択]ダイアログにて、マージ元となるレビューファイルを選択します。
- マージ実行後、[マージ結果]ダイアログが表示されます。
ダイアログの行をクリックすると、対応する指摘にジャンプできます。
マージするにあたって
レビューファイルのマージを行うには、マージ元、マージ先のレビューファイルの両方が以下すべての条件を満たしている必要があります。
- マージ先が共有モードでないこと
- マージ元およびマージ先のレビュー設定において、[指摘理由を記憶する]のチェック状態が同一であること
- マージ元およびマージ先のレビュー設定において、レビュー設定の[ステータス管理]が同一であること
マージする情報について
レビュー設定
項目名 | 説明 |
---|---|
原因工程、検出工程、分類、カスタムフィールド1~20 | マージ元の指摘に設定された値がマージ先に定義されていない場合、新たに定義として追加します。 |
メンバ | マージ元の指摘の「報告者」「修正者」「確認者」で指定されたメンバがマージ先のレビュー設定に定義されていない場合、新たにメンバとして追加します。 |
アウトラインツリー
- マージ元のアウトラインツリーがマージ先に反映されます。
- マージ元のアウトラインノードがマージ先に存在しない場合、新たにアウトラインノードを追加します。アウトラインノードの指摘も合わせて追加します。
指摘
- 更新日時がより新しい指摘のプロパティ値および指摘・修正画像が、マージ先に反映されます。
- マージ元の指摘がマージ先に存在しない場合、新たに指摘を追加します。この時、指摘のIDは空の値となり、保存時に付番されます。
注意事項
- マージできるのはアウトラインツリーと指摘の追加・更新のみです。移動と削除のマージは行いません。
- マージ元の指摘のプロパティが未設定や空の値の場合、マージ先のプロパティも同様に未設定や空の値となります。
- マージした結果や保存後、指摘のIDや画像番号(1-2、2-1など)が、マージ元と異なる値となる場合があります。
- インストール直後の再起動時に限り、拡張機能のメニューが表示されない場合があります。その場合はもう一度、起動しなおしてください。