はじめに
Lightning Review には、レビュー対象のドキュメントを解析し、目次や見出しをアウトラインツリーとして作成する機能があります。
しかし、作成したアウトラインツリーが意図したものにならず、お困りになる場合もあるのではないでしょうか?
本ページでは、ファイル種別毎にアウトラインツリーとして生成される条件を紹介します。
アウトラインとなる条件
最上位のアウトラインツリーのノードを文書名とするところまでは同じ処理ですが、その下の階層はレビュー対象のドキュメントにより条件が異なります。
Wordドキュメント
書式の見出し1~9 が設定されている行で階層を作ります。
注意点
Wordの文書で見出しが階層的に設定されていない場合、アウトラインになりません。
例)1 行目に「見出し1」、2 行目に「見出し3」のように「見出し2」がない場合、
2 行目は「見出し3」はアウトラインになりません。
これは、レベルの深いアウトラインは本来の文書構造としてではなく、表記のみを利用している(※)と判断しているためです。
※上記の例では「見出し3」を使って文書を強調している など。
Excelドキュメント
シート名、およびシート内のセルを解析し、以下のようにアウトラインを作成します。
- 1 段目:シート名
- 2 段目:シート内で見出しと判定した文字列
-
各行の1~5 列のセルで最も左の列に記述されているセルの内容を対象します。
-
以下の文字列をアウトラインと判断します。
-
数字で始まる文字列
- 第x 章等で始まる文字列
- 記号(■、●等)で始まる文字列
-
- 章の中に節がある場合でも、アウトラインはネストしません。
-
- 3 段目以降は作成しません。
注意点
- 以下のセルはアウトライン解析の対象外です。
- 6 列目以降のセル
- 左側に罫線が設定されているセル(表の中の要素と見なすため)
- 文字サイズの大小、文字色、背景色、下線有無に関係なくアウトラインツリーを作成します。
- アウトラインとして登録されない場合、Excel 連携ツールバーのボタンをクリックすることで、 選択しているセルをアウトラインとして登録できます。
- 余分なアウトラインはアウトラインツリーから削除することができます。
PowerPointドキュメント
ファイル内の各シートのタイトルが、アウトラインツリーとして生成されます。
タイトルが設定されていないシートは、「タイトルなし」としてアウトラインツリーが生成されます。
PDFドキュメント
ファイルに設定された「しおり」の情報がアウトラインツリーとして生成されます。
しおりが設定されていない場合は、アウトラインツリーは生成されません。