概要
レビューを開始する前に、レビューの情報を登録するレビューファイルを作成します。
ここでは、そのレビューファイルの作成方法について説明します。
操作手順
レビューを実施するにあたり、以下の手順にてレビューファイルを作成します。
- レビューファイルを作成する
レビューの情報を登録するレビューファイルを用意します。 - レビューの基本情報を設定する
レビューファイルの目的やレビュー形式など、基本となる情報を登録します。 - レビュー対象のドキュメントを登録する
レビューファイルにレビュー対象のドキュメントを登録します。
レビューファイルを作成する
以下のいずれかの方法からレビューファイルを作成します。
- 新規にレビューファイルを作成する
- 方法①:[ファイル]-[新規作成]メニューよりレビューファイルを作成します。
- 方法②:スタートページ上の[レビューを始める]の[新規作成]よりレビューファイルを作成します。
いずれの方法も、レビュー参加者の情報や指摘の属性などを定義する必要があります。
- テンプレート用のレビューファイルをコピーする
あらかじめレビューファイルにレビュー参加者の情報や指摘の属性など定義し、複製する方法です。
レビューのたびに定義する必要がなく、すぐにレビューを開始できるためお奨めです。
※作成したレビューファイルは他のメンバも開けるように、ワークスペースフォルダに格納することをお勧めします。
レビューの基本情報を設定する
レビューファイルに設定する内容や手順については、レビューの基本情報を設定するをご覧ください。
レビュー対象のドキュメントを登録する
以下の方法でレビュー対象のドキュメントを登録します。
- 「アウトラインツリー」で手動でドキュメントを追加する。
- ①をクリックし、「ドキュメント 」を追加してください。
- ②をクリックし、ドキュメント内の章構成を入力してください。
- レビュー対象のファイルを「アウトラインツリー」上にドロップする。
- ドロップしたファイル名をそのままドキュメントとして登録します。
- ワークスペースフォルダに格納したファイルを登録すると、他のメンバもレビューファイルからレビュー対象ファイルにアクセスできるようになります。
- ドロップしたファイル名をそのままドキュメントとして登録します。
- クリップボードのリンクからドキュメントを追加する。
以下の手順でクリップボードにコピーされているファイルパスなどからドキュメントを追加することができます。
- 事前にクリップボードにファイルパスやURLをコピーする。
- 「アウトラインツリー」上で右クリックする。
- 「クリップボードのリンクからドキュメントを追加」を選択する。
ドキュメント登録時のポイント
- ドキュメントをアウトラインにドロップする方法であれば、自動でファイルへのリンクも設定します。
ファイルの登録やリンク設定などの手間が不要で、すぐにレビューに着手できます。 - レビュー対象のファイルがない場合や、暫定で記録を残したい場合などは、手動でドキュメントを追加してください。
- アウトラインツリーは、ドキュメント名や子ノードの部分で右クリックし「ツリー」のメニューからノードを一括して圧縮/展開することができます。
ドキュメントに関連リンクを設定する
登録されたドキュメントにURLやファイルパスを設定し、ドキュメントと関連付けることができます。
- 修正前と修正後の成果物を関連付けることで、素早く修正前後の内容を確認できます。
リンクは最大5つまで設定できますので、関連資料などを登録すればスムーズに確認できます。 - 設定したリンクは、後から編集や削除することできます。
設定する際は対象のドキュメントを右クリックし、実施したい操作を選択してください。
名前を付けることで確認するドキュメントを簡単に見つけることができます。
また、以下の設定もできますので、運用に合わせてご活用ください。
相対パスの設定
ドキュメントのパスは、レビューファイルからの相対パスも同時に記録されます。
- 絶対パスを登録しても自動で相対パスも保存するため、相対パス/絶対パスかを意識する必要はありません。
- レビューファイルからレビュー対象ドキュメントへの相対パスが変わらなければ、ドキュメントのリンクにジャンプできるため、レビューを円滑に進めることができます。具体的には以下のようなケースで活用できます。
- 共有フォルダでフォルダごと移動してパスが変わった場合
- GitHubやSubversionでレビューファイルとレビュー対象ドキュメントを同じリポジトリで管理する場合
URLの設定
ドキュメントにURLを設定できるので、以下のドキュメントも関連付けることができます。
- クラウドサービスに格納したドキュメント
- 「Subversion」や「GitHub」などの構成管理ツールに登録したドキュメント
- ホームページなどのURL
ドキュメントにURLを設定することで ボタンでブラウザを⾃動的に⽴ち上げて表⽰するなど、素早く成果物を確認できます。
ドキュメントを開く
登録したドキュメント上の ボタンをクリックすると、ドキュメントに設定されているリンク先を開くため、レビュー対象の⽂書や⼊⼒⽂書などレビューに必要な⽂書を開く⼿間を減らせます。
ドキュメントを開く際に、自動的にアウトラインを解析しツリーを作成します。
以下の形式で作成されたファイルのアウトラインツリーを自動作成します。
- Microsoft Office文書 (Word, Excel, PowerPoint)
- PDFファイル
- ソースコード(C, C++, C#, Java, Python, VB.NET, Typescript)
注意事項
リンクにURLが設定されている場合は、ブラウザでページを開きますが、アウトラインは作成されません。
URLのリンク先にOffice文書などが設定されている場合は、ブラウザからそのファイルをダウンロードします。